熱帯魚のエサの代わりにドッグフードをあげても大丈夫ですか?
このあいだ実家に行ったら水槽の下に落ちた熱帯魚の餌(小型ナマズ用のタブレット)を
ペットの犬が食べてました。
親に聞いたところたまに食べるどころか
手にとってあげると喜んで食べるそうです。
ということは、逆も考えられるのでは?と思い
熱帯魚にドッグフード(タブレットタイプ)をあげても平気なのでは?
原料も似たようなものだし・・・。
なによりも熱帯魚のエサは高価だけどドッグフードは安い!
魚のエサとしてドッグフードをあげても大丈夫か教えてください。
また、お薦めのタイプのドッグフードも教えてください。
熱帯魚は複数の水槽にエンゼルフィッシュ、ネオンテトラ、小型プレコ、
小型ナマズ、中型ナマズ、コリドラスがいます。
標準的なドッグフード(AAFCO基準成犬用)と代表的な熱帯魚用フード(テトラミン)の成分比較:
蛋白質 18.0% 48.0%
脂肪 5.0% 8.0%
リン 0.5% 1.0%
カルシウム 0.6% ???
ビタミンA 5000 IU/kg 15000 IU/kg
ビタミンD 500 IU/kg 1400 IU/kg
ビタミンE 50 IU/kg 140 IU/kg
ビタミンB3 11.4 mg/kg 700 mg/kg
ビタミンB12 22 μg/kg 110 ug/kg
ビタミンC N.S. 387 mg/kg
(左がドッグフード、右が熱帯魚の餌 ともにMin.)
並べてみると、熱帯魚用の餌はかなり高蛋白だということがわかります。また、犬にはビタミンCというものがありません。(ビタミンとは体内で合成する事が出来ない栄養素を指します。犬は体内でビタミンCを合成することが出来るので、ビタミンにはあたりません。)これに対し少なくとも何種類かの魚はビタミンCを餌から摂取しないといけないことがわかっています。
以上を考えると、常食としてドックフードを与えることは少し問題があるように思えます。コストパフォーマンスを重視する場合、鯉の餌等にしておくのがよいのでは無いでしょうか。
コリドラスやプレコ用のタブレットの原材料は確認していません。
私が使っているキョーリンの商品のパッケージには原材料名まで書いてありませんでした。
ミルワームというチャイロコメノゴミムシダマシという虫の幼虫を、虫食の鳥類(シジュウカラ)やハムスター、
メコンフグその他の肉食魚が好んで食べるのですが、肉食魚に与える時はともかく、ハムスター等に与える時は、
ハムスター用ペレットを与えて育てています。(ミルワームを)
これは専門医の指導によるものです。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1940046.html
肉食魚に与える時は、せめて草食魚用のエサでも与えて育てようと思ったのですが、
ニンニクが入っていることもある人工エサを与えたミルワームを、間違えてハムスターや鳥類に与えては、
ニンニクが有害になってしまって、中毒の恐れがありますので、草食魚用のエサは与えていません。
コリドラス用やプレコ用のタブレットも、メーカーによっては具体的に原材料名が記載されているかもしれませんが、
そうでない場合は、ニンニクが入っているかもしれませんし、犬には危険です。
金魚は何でも食べますので、ドッグフードも食べると聞いたことがありますが、長期的に与えられるものではありません。
熱帯魚のエサは、飼育なさっている種類からしましても、主に人工のエサと赤虫で賄えると思います。
金魚用ではなく、犬用でもなく、熱帯魚専用人工のエサをお奨めいたします。
熱帯魚にドッグフードあげたら水面に油浮きそう・・・。
その昔、大型熱帯魚(オスカーやレッドテールキャットや、オキシドラスなどの大型ナマズ類がほとんどですが)にドッグフードを与える人もいたようですが、長期的に見てみると肥満や、肝臓の肥大などがみられ、内臓自体が脂肪に圧迫されるような個体に育つようです。おやつ程度なら毒のあるものでなければ、与えても問題ないとは思いますが、主食にするのは避けて下さい。専用フードにはそれなりの理由があります。天寿をまっとうさせず、ただ「飼育」するのであれば別ですが。それなら、パン粉でもいいでしょう。体に悪いものは喜んで食べる場合は多いですよ。トビネズミやフェネックはタバコを好んで食べますし、糖を分解できないはずのチンチラやアグーチは甘い果実を喜んで食べます。我々人間も、糖や脂肪、アルコールなど肝臓に負担がかかる物は好んで食べます。いわゆる「嗜好品」です。嗜好品は主食にすると短命に終りますが。
へぇ------!!!でも、熱帯魚がたべれたとしても、ドックフードがでかい!!!!ので、ドックフードを、すりつぶしては、どうでしょう????
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